庭の花

今庭で幅きかせてるのはこの花。

名前なんだったかな。

数年前、東御市のわざわざで種を少し分けていただきそれを植えたらこんなに増えて毎年咲いてくれてる。
モッコウバラもちらほら咲き始めた。

友達と一緒に白いモッコウバラの苗を買い同じタイミングで植えた。

花が咲き始めると一緒に買いに行った日のことを思い出す。
この花の名前も知らないんだけどこれも毎年この時期になると咲く。

すごく好きな花。

亡くなったおじいちゃんが分けてくれた。

強靭なミントにも負けず控え目で美しい花を咲かせてくれる。
爽やかで涼しそう。

私は庭の花をこじんまりと生けるのが好きだけど20代の頃、イギリスの学校でフラワーアレンジメントを学んだことがある。

当時勤めていたレストランで花を設えることがあり私はそれが好きだった。

自分が将来何をしたいか模索中の頃だったので興味が湧いたものはとりあえずやってみようという時期だった。

学校ではとにかく沢山の花に触れ幸せだった。

日本の地味な生け花には目もくれずヨーロッパのゴージャスなアレンジがお洒落で素敵なんだと信じてやまないあの頃だった。

あれから20年近く経った今、山野草の可憐さに目を細めている私がいる。

庭の片隅にひっそりと咲く花を一輪居間に設え心潤う私がいる。

茶道を続けるにあたってこれから生け花の稽古にも通うことになる。


「床の間に花はふたついらないのさ。花は貴女ひとつでいい。」

と言われたその言葉にくらっとよろめいてしまったことがあるのはあの頃の自分を経て今のこの自分があるからだ。
(ずいぶんと気障なことを言う人がいるもんだ。)



頑なに蕾を閉じたまま一向に開かない芍薬は今の私のよう。

この辺でもう開いちゃおうよ、いや、でもまだだめよ。
いつかは開くんだからさ、パーっとやっちゃいなさいよ。
いずれ咲くならもっと焦らしてあげようよ。

花はいずれ咲き散っていくのだけど。
昨日買った草履。
頑丈だから外履きにしようかな。耐水性あるし。
気持ちいい。

昨日夜更かしをして夕方電池が切れ30分ほどお昼寝したら復活したけど今日は早く寝よう。

それではまた明日から明後日、もしくは明々後日にまたお会いしましょう。

今日も読んでくださってありがとうございます。

nuï

ヌイの中身の人の箸にも棒にもかからない日記。 誰かに手紙を綴るように書く日もあります。

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