11月17日にフジコヘミングのピアノを聴きに宇都宮まで行ってきた。
ずいぶんと若い頃にこの人のことを知り大人になるにつれ、いつか生の演奏を聴きたいと思っていた。
そのいつかを踏み出すタイミングがやってきたようで。
宇都宮でピアノソロの公演があるのを知りチケットを購入した。
日帰りで行くのは時間、体力的に厳しいと思い中間地点でもある地元桐生市に一泊することに。
壱万円のチケット買って一泊で出掛けるというのは私の中ではなかなか贅沢なこと。
日々頑張ってる自分へのご褒美とも言えるが私にとっては投資だ。
良い音楽を聴くことで魂への投資になると思った。
高速道路乗って30分で休憩(早すぎ)、焦らずゆっくり行こう。
無事に到着、宇都宮。
先ずはその土地の神社に足を運び無事に帰路につけるよう御参り。
14:00の開場にはまだ時間があるからお昼ごはんを食べよう。
ネットで検索せずに自分の感覚でお店を探そうと思いつつも方向音痴の度が過ぎてるのであまり冒険はせず。
小洒落たカフェより街の定食屋の方が落ち着くよ、あたしゃ。
定食屋の斜向かいにあるドトールで食後のコーヒー飲んで丁度いい時間になったのでいざ会場へ。
1時間後には本人に会えると思ったら急にどきどきしてきた。
開場の時間には何故だかすごく長い行列ができておりなかなか中に入れない。
開演20分前になっても私の後ろにはまだ長い行列が。
10分前になってようやくホールに入れた。
席は一番前。
この位置なら表情までよく見える。
開演時間になっても人がざわざわと動いてる。
受け付けの検温やらに時間がかかって開演時間が遅れますのアナウンス。
15分ほど遅れホールのライトが暗くなりピアノにスポットライトが当たりステージの袖口の扉が開いたとき私はおそらく息してなかったと思う。
杖をつき介添えの男性に支えられてピアノまで歩く姿に不安を覚えたが演奏には力強さがあった。
鍵盤をたたく強さではなく迫ってくるエネルギーの強さ。
感動するとかそういうレベルではなくただただ涙が流れてきた。
15分の休憩があり第二部が始まるとフジコさんはお召し替えをして登場。
この人のファッションセンスもとても好き。
色白の肌に赤いアイシャドウやチークがキュートに映えていた。
私のこの日のいでたちは、シルクのガウンにボリュームのあるパンツを合わせ金色の虎の刺繍が入った靴。
全身黒で重めな印象なので小諸の土産屋で買った籠を合わせ。
サテンのバックにしようか悩んだけどドレッシーになり過ぎないようにこちらを選んでみた。
アクセサリーはオンラインショップに出す予定だったものだが自分で欲しくなってしまった。
また同じ感じの作ります。
普段しないネックレスはアンティークのもの。
帰り道は会場で購入したCDを聴きながら運転してきた。
当たり前だけど生で聴くのとは全然違う。
いつかを叶えて本当によかった。
あれから1週間過ぎたけど脳内にはずっとフジコさんのピアノの音が流れてる。
本当はもっと書きたいことあるけど今日はこの辺で。
気まぐれな日記、読んでくださってありがとうございます。
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