若かりし頃は悔し涙や哀しい涙をたくさん流してきたと思う。
年を重ねるごとに涙の種類は変わり
胸がいっぱいになると流れる感動の涙。
子供が一生懸命頑張っている姿を見たとき。
美しく心に響く文章を読んだとき。
先日思いがけない方から思いがけない贈り物が届いた。
なんだろうと包みを開き箱を開けると
鮮やかな黄色のミモザ。
ただただ胸がいっぱいで涙が出てきた。
ミモザの下にはリネンの布に素敵な待ち針。
素敵な便箋に
素敵な包み紙。
ひとつひとつに心がありました。
なんでもない日に突如送られてきたプレゼント。
とにかく胸がいっぱい。
私もこんなふうに誰かを幸せにするようなことをさらっとできることをします。
（新月の誓い）
お客様からのオーダー作品。
就職が決まり、制服に合わせても浮かないピアスをとのオーダー。
なんだか娘のように感じてしまう女の子からの依頼なのでした。
数年前に一緒の職場で働いていた子が都会に出て行きました。
まめに連絡取り合っているわけではないけどいつも元気かな、と気にしてしまう子。
色白で笑顔が可愛くて。
髪は少し明るい色。
ふんわりした空気を纏っている。
好きな色合い。
知りうる情報から作品の色味や形をデザインします。
そして。
その子の新しい一歩の御守りとなるようひと針ひと針心を込めて縫いました。
誰かの御守りとなるような作品を作っていきます。
（再び新月の誓い）
3月にはオンラインショップも開きます。
ひとつ完成するのにたくさんの時間がかかります。
少しずつしか作品をアップできないけど必要な方に、出逢えた方の手に渡ればと思います。
読んで下さってありがとうございました。
新月の日に記す。
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