子離れ

がらんとした寝室。
引っ越ししてきたときの部屋に戻った。

当初はこのベッドが二つ並べてあり、私と夫の二人一緒の寝室だった。

十年前に娘が生まれ、寝不足の日々に夫のいびきが堪えたので寝室を別にすることにした。(追いやったという方が正しい。)

四年前に息子が生まれ、シングルのベッドを二つ並べたところに三人で寝ていた。

娘は弟がお母さんをいつも独り占めしていることに寂しさを感じており、寝る前になると「お母さん、手を繋いでいてね。」「弟が寝たら私の隣に来てね。」
なんて可愛い言葉を聞かせてくれた。

が。

ある日突然「今日から一人で寝る。」と言い出した。

まずはお試しで自分の机のある部屋に布団を敷いて寝てみよう。
それで大丈夫だったらベッドを移動しよう。

という経緯で冒頭の写真の状態。
私も少女だった頃は天蓋付きのベッドに憧れたもんだわ。

娘が小さい頃IKEAで買っておいた天蓋がようやく活躍の場を得た。

自分だけの秘密基地を手に入れた娘は嬉しくてたまらない様子。

ちなみに写真の娘はベージュのズボンを履いています。
ぱっと見何も履いてない⁈とドキッとさせてしまったならばごめんなさい。

風の谷のナウシカはあんな短いスカートなのに下に何にも履いてないんだ。いや、履いてるのか?と悶々としていたのは私がちょうど今の娘の年くらいだった気がする。

ナウシカもベージュの股引的なやつ履いてますよね。

自分だけの寝床を得た娘は目覚ましをかけて誰よりも早く起き、私が起きる頃には身支度が整ってる。

急に成長してくれちゃって嬉しいやら寂しいやら。

すっきりさっぱりしたところで息子の保育園に提出する雑巾縫い。

ゲゲゲの鬼太郎さんは娘の宝物。

毎晩一緒に寝ています。


いつか息子も一人で寝るなんて言う日が来るんだろうな。

寂しくて立ち直れないかも。

夫がまた寝室一緒にしようと言い出したら断るつもりだ。


今日も読んでくださりありがとうございます。

nuï

ヌイの中身の人の箸にも棒にもかからない日記。 誰かに手紙を綴るように書く日もあります。

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